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お葬式はいつから始まったのか。
| ネアンデルタール人の場合 |
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お葬式がいつどのように始まったかは、もちろんわかりません。人類発生史上多くの人間が死んでいきましたが、長い間死体は特別に処理されることなく、風葬の形で(打ち捨てられて)自然に任されていたといわれています。
それがお葬式のかたちをとるようになったのは、いつのことなどでしょうか。
人類史上最古の葬儀は、約7万年前ユーラシア西部に住んでいたネアンデルタール人の埋葬といわれています。たとえば,いずれも洞窟内にですが、並べられたヤギの角の横に子どもの死体が埋葬されていたり、遺体に花がそえられていたことが判明してます。
ネアンデルタール人は現代人に続く原人ではなく滅んでしまった原人ですが、7万年前といえば、私たちに続く祖先がアフリカを出たのが5万年前といわれたいますから、それよりも約2万年も前のことです。
おそらく生物が知性を持つと同時に死を恐れ、死者を悼み、死体の儀礼的処理を行ったのではなかろうかと推測されます。
人間以外の動物は、数時間先のことしか考えられないそうです。人間のみが、遠い将来を予測し、他人の死をいずれ自分もそうなると自分に引き寄せて考えることができるといわれています。未知なるものを恐れ畏敬する人間にとって、そのなかでも最大関心事は死への恐れであったのではないでしょうか。
今でも人間は、たとえ無神論者であっても、またたとえ無宗教者であっても、人の死を前にして敬虔な気持ちになるのが普通です。この点については知性を持ち始めた人類であるネアンデルタール人とあまり変わってはいないのではないでしょうか。 |
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